メンバー
小谷和彦 代表理事
自治医科大学地域医療学センター地域医療学部門
自治医科大学の卒業医師として、基幹病院や医師少数施設等での勤務を通じて地域医療に従事してきました。現在、自治医科大学でキャリア形成プロジェクトを含む地域医療教育科目を担当しています。同時に、同大学の卒後支援や、わが国のへき地・離島医療に関する政策医療の研究等に取り組んできています。自身の経験や様々な見聞を踏まえて、地域医療貢献とキャリアデザインとの調和に向けて、制度を利用する人たちやそのサポーターとともに歩んでいきたいと思います。この歩みは、日本の地域医療の充実に欠かせないと考えています。
略歴
自治医科大学医学部医学科卒業。
義務年限終了後、大学医学部勤務や海外留学等を経て2015年~現職。
地域医療学、総合診療、社会医学、臨床検査医学の領域で研鑽を積む(総合内科専門医、社会医学系専門医、臨床検査専門医)。 医学博士。学会組織や自治体における地域医療関連事業の検討役も果たす。
編著書:「地域医療白書 第5号~これからの地域医療を担う人たち~(随想舎、2023年)」等。
吉村健佑 理事
私は精神科医としてキャリアを開始し、産業医、厚生労働省医系技官、大学での教育・研究など経験してきました。現在は千葉県健康福祉部医師確保・地域医療推進室にてキャリアコーディネータ(非常勤)を務めています。専門は医療政策、精神医学、産業保健です。地域枠医師等の制度は都道府県によって違いはありますが、その目的は重要です。医師としてのキャリアを積みながら、地域の医療提供に貢献する制度と言えます。自分自身も医師として、制度を利用する若い医師や医学生が診療や研鑽に専念しながら、できるだけ円滑に義務の履行ができるのが望ましいと思います。今後も丁寧なヒアリングや個別の情報収集を通じて、皆さんの役に立つことを心がけていきます。
略歴
2007年千葉大学医学部医学科卒業。
千葉県内の医師少数区域などで精神科医として勤務。
2015年厚生労働省保険局・医政局にて医療に関する政策立案・制度設計を行う。
2018年千葉大学病院 病院経営部門 特任講師。
同時に、千葉県にてキャリアコーディネータの活動を開始。
2019年より千葉大学病院次世代医療構想センター長・特任教授。
学位:公衆衛生学修士(東京大学)、医学博士(千葉大学)資格:社会医学系専門医/指導医・医療情報技師・精神保健指定医・精神科専門医/指導医・労働衛生コンサルタント。
著書:「医良戦略2040-2040年の医療を生き抜く13の戦略-」(ロギカ書房.2022年)など。
齊藤景子 理事
私は消化器内科として大学病院と地域病院に勤務しながら、医学生や初期研修医の教育指導、専攻医の研修サポート、教育、専門研修プログラムの運営など経験してきました。千葉県健康福祉部医療整備課 千葉県地域医療支援センター キャリアコーディネーターとして、制度利用医師・医学生の個別支援を継続しています。
本事業では都道府県、キャリアコーディネーターへの支援を通じて、地域枠制度を利用している学生、医師の皆さんが希望するキャリア形成と義務年限達成の両立実現、地域医療の充実に役に立てればと思っています。よろしくお願い致します。
略歴
2006年 千葉大学医学部医学科卒業
千葉県内で初期臨床研修、後期研修の4年間に内科系診療科全般の研修を行う。
2010年より千葉大学医学部附属病院 消化器内科に勤務し、2度の産休・育休取得。
現在も消化器内科医として勤務を継続。
2015年より学生、初期研修医、専攻医の教育指導を行う。
2020年4月より千葉県キャリアコーディネーターを兼任。
2023年4月より地域枠医師等キャリアデザイン機構 理事。
学位:医学博士(千葉大学)
資格:総合内科専門医、消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、胃腸科専門医
牛越博昭 理事
私は専門医機構の定める基本3領域(内科、救急科、総合診療科)の専門医・指導医をもち、都市部の医療から、地域医療支援、災害医療まで幅広く経験してきました。その経験を活かし、地域医療を支える地域枠卒業医師を中心としたキャリア支援をしつつ、多様な医療人材育成に取り組んでいます。本事業を利活用し、学生から研修医、専攻医に至るまでシームレスかつ継続的な支援ができるように努力してまいります。どうぞ宜しくお願い致します。
略歴
1994年 岐阜大学医学部医学科卒業
三井記念病院(東京都) 内科臨床研修医
1996年 三井記念病院 循環器内科 医員
1998年 羽島市民病院(岐阜県) 内科 医員
2001年 岐阜大学医学部 第二内科 医員
2004年 岐阜大学医学部 遺伝子治療再生医科学講座 助手
2006年 岐阜大学大学院医学系研究科 循環病態学 助手
2009年 岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター 講師
2014年 岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センター 准教授
2020年 岐阜大学医学部付属病院 地域医療センター センター長 教授
2022年4月からは副医学部長も兼任
髙山隼人 理事
長崎県でキャリア・コーディネータを担当しています。長崎県の医学修学資金の貸与を受け、ローテーション研修後に離島で勤務しました。1996年から離島の親元病院である国立長崎中央病院(現 長崎医療センター)の救命救急センターで勤務し、医学修学生や自治医大卒業生の臨床研修の指導にも携わりました。2018年から長崎大学病院地域医療支援センターに勤務し、地域枠学生や義務期間中医師のキャリアサポートを行い、2024年4月1日より離島親元病院のNHO長崎医療センター院長として地域枠等医学生や医師を支援しております。地域枠の学生・医師の先輩として、本事業に取り組み、地域医療に貢献したいと考えています。宜しくお願いいたします。
略歴
1986年3月 長崎大学医学部 卒業
1988年5月 国立長崎中央病院 初期臨床研修終了
1988年6月 長崎県離島医療圏組合病院群にて外科医として勤務
1996年4月 国立長崎中央病院 救命救急センター主任
2003年8月 国立病院長崎医療センター(名称変更)救命救急センター長
2016年4月 長崎大学病院地域医療支援センター 副センター長
2022年3月 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科政策科学分野 修了
2024年4月 国立病院機構長崎医療センター 院長
小川弘子 理事
岡山大学学術研究院医歯薬学域地域医療人材育成講座 教授として、地域枠学生の入試・卒前教育・卒後教育を担当。一般枠も含め地域医療教育を担当し、地域医療体験実習を1・3・5-6年と広く実施している。また、岡山大学病院卒後臨床研修センター医科副部門長を兼任し、卒後についてもシームレスに対応している。
岡山大学の地域枠には、岡山県だけでなく、広島県・兵庫県・鳥取県の地域枠があり、学生が様々な地域の地域医療に触れ、交流できるような環境を提供している。また、各県の制度に沿って、卒業生のサポートを行っている。岡山県医療対策協議会委員、広島県医療対策協議会委員も務める。総合内科専門医・指導医、総合診療特任指導医の資格も保持。2024年度より兵庫県のキャリアコーディネーターも担当しております。
2024年度からキャリア形成プログラム等運用支援事業に参加。
略歴
佐藤志央理 特任研究員(千葉大学)※事業協力者
本事業において、主に調査・ヒアリングを担当します。私は看護師、保健師として地域保健分野で経験を積んできました。地域医療の課題は医師だけではなく、メディカルスタッフ全体にとっても重要と感じています。都道府県の方や制度に関わる皆様の声を丁寧に聞き、医療の偏在対策が進むように心がけます。よろしくお願いいたします。
略歴
2007年、千葉大学看護学部卒業
大学病院やクリニックで勤務したのち東京都内の自治体で保健師として地域保健の現場で主に母子保健、精神保健の課題に向き合う。
2024年4月、千葉大学病院次世代医療構想センター特任研究員に着任し本事業を担当している。